外壁塗装工事の期間は、平均的な30坪から40坪ほどの4LDKの家を施工した場合、職人2人から3人で行い工事期間は8日間から12日間で終了します。
一般的な工事工程と作業内容を簡単に紹介すると、
1日目に足場を組み、2日目外壁と屋根の洗浄を行い、3日目に養生と下地の調整を行いさび止め塗料を塗り、
4日目から6日目に外壁を塗り、7日目から9日目に屋根を塗り、10日目で雨どいや雨戸など付随部分の塗装を行い塗装を完成させます。

1日目「足場を組む」

足場は1日目に丸1日かけて一気に組んでしまいます。
事故を起こさないようにするためにも足場組みはとても重要な作業です。
足元がしっかりしていないと職人さんが確実に作業を行うことができませんし、外壁塗装を美しく仕上げるために大切な工程となります。

2日目「外壁の洗浄」

足場を組んで高いところへ手が届くようにしたら、家を丸洗いします。
古い汚れが残った状態だと、上に塗料を塗ってもすぐに剥げてしまうからです。
汚れの他に、劣化した塗料の粉や苔やカビも落とします。
高圧洗浄機を使って洗浄していき、細かい部分や洗浄機がかけられない部分はブラシを使って手作業で汚れを落としていきます。

3日目「養生、下地調整、さび止め塗料を塗る」

実際に塗り作業に入る前に下準備を行います。
外壁塗装においての「養生」とは、塗料がついてはいけない部分をビニールなどで覆って塗料がつかない様に保護することです。
下地調整は塗装に入る下準備として最も大切な工程となります。
そして、雨戸や戸袋、ベランダの手すりなどの鉄部にさび止め塗料を塗っていきます。
これを塗るか塗らないかで家の持ちがかなり変わってきます。

4日目から6日目にかけて「外壁を塗る作業」

下準備に3日間かけた後、実際に外壁を塗る作業を行っていきます。
ただ、外壁を一気に塗装するのではなく、下塗り、中塗り、上塗りの3度塗りを行っていきます。
まずは、中塗り・上塗り塗料がしっかり壁に定着するように下塗りを行います。
下塗りに使う塗料の基本は外壁の材質に合わせたものを使用します。
下塗りが完了したら、自分たちが決めた色が外壁に乗っていきます。
中塗りと上塗りは同じ塗料を2度重ねつけしていきます。
1日1回しっかり塗料を乾燥させる必要があるので4日目に下塗りを行い、5日目に中塗り、6日目に上塗りと工程を分けて行います。

7日目から9日目屋根の塗装

屋根の塗装も外壁と同様3度塗りで行います。

10日目付随部分の塗装

外壁と屋根の塗装が終わったら、雨どいや雨戸など付随部分の塗装を行います。
こうした作業手順を踏み、自宅全体の塗装やリフォームが完成されます。
一気に1日で塗装してしまうのではなく、外壁塗装1つとっても何日間も時間をかける必要があり外壁塗装の作業手順はどの手順においても怠ってはいけない1つ1つが重要な工程であると言えます。
詳しく外壁塗装の作業手順について知りたい方はこちらを参考にしてください。⇒外壁塗装 作業手順 期間

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